誕生日前夜、自分から「俺明日誕生日なんだ」と言うような小癪な真似をしたくない僕は少し寂しい思いをしていました。
明日自分が誕生日だと知っている人が果たして何人いるのだろうか。普段は仲良くしているグループなんだから誕生日ぐらい覚えていてくれているのかなぁと思うけど、誕生日なんて自分から告知しないと、分からないのではないでしょうか。
そんなことを思っていると、時計が0時をまわりました。
そして0時をまわったとたんラインが「ピコンピコンピコンピコン」となりまくったのです。びっくりしてラインを観ると、友達から誕生日おめでとうのメールが画像付きで送られてきました。
みんなが笑顔で、大きなケーキを持っています。
しかもなんと、その場所といえば、僕のマンションのドアの真ん前だったのです。
僕がまさかと思いドアを開けると、クラッカーが鳴り、みんなから「おめでとー!」と言われました。
あまりにも驚いて、感動して、少し涙を流してしまいました。
その日は今までで一番素晴らしい誕生日となりました。
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